因幡の国

learn3102005-05-01

ゴールデンウィークということで、鳥取に行ってきた。
さっきゅっう!さっきゅっう!
てな感じで鳥取砂丘を行ってひとしきり暴れて温泉入って好きでもない海鮮類満載の旅館の料理に舌鼓を打ったりしてました。


で、二日目は二時間以上かけて米子市へ。
何しに行ったかというと植田正治の写真を観るためですよ。
http://www.japro.com/ueda/
いやぁ。今回の旅行は鳥取砂丘がメインだったんですが、マジこの人の写真を観に行くだけでもよかったかもしれない。砂丘素通りして、五〜六時間かけて植田さんの写真観に行ってまた五〜六時間かけて大阪に帰ったとしてもワシ、一向に後悔なんかしまへんわ。
というくらいよかった。
お恥ずかしながら先週までは植田正治の"う"の字も知らなかった私なのですがね。
たまたま鳥取の観光雑誌を観てたらこの美術館の宣伝が書いてあって。ホームページを覗いてみて五分後にはもう行こうと決めていました。
実際訪れて彼の作品を眺めてみた感想をば。演出されていない自然体の人物を撮ったような写真というのも観てて、あぁいいなぁとは思いましたがやっぱり演出写真ですよ。圧倒的な才能。砂丘をバックに人物を撮っている数々の写真にやはり心奪われました。「砂丘モード」とか素敵過ぎる。
でも、一番魅入ってしまったのは今「景色と静物の物語」と題されて展示されている作品たち。これはそのとおりモノ-静物-を撮った写真なのですが、そのモノの配置の仕方、演出の仕方の妙といったら。。。撮られたモノたちの鮮やかさ、艶やかさにただただ驚きを隠せませんでした。
おそらく様々な人が既に言及されているでしょうが彼の作品はとても絵画的ですよね。昔画家を目指していたというのもうなづける話で。それが一番如実に表れているのが上記の「景色と静物の物語」の作品だったと思います。まさに芸術。もっかい行きてぇ。いや、何回でも足を運びてぇ。