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さてさて、何やかんやでid:dioibに急かされてましたので2007年のベストアルバムを選出いたします。
順不同で行きます。
-!!! / Myth Takes
まず思いつくのはコレ。昨年の年始早々に度肝を抜かれたアルバムでした。
ポップでファンキーでトライバル。
Myth Takes [帯解説・歌詞対訳 / ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC167)
- アーティスト: !!!,チック・チック・チック,Chk Chk Chk
- 出版社/メーカー: BEAT RECORDS / WARP RECORDS
- 発売日: 2007/01/24
- メディア: CD
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-Battles / Mirrored
まぁコレも妥当かと。
ま、ライヴを2回観ましたからねー思い入れもあるし。
単音を構築させていく美学。
ヒリヒリとした緊張感が漲る一枚。
全部が全部そんな曲じゃなくてキャッチーな「Atlas」みたいな曲もあるけど。
- アーティスト: Battles
- 出版社/メーカー: WARP RECORDS
- 発売日: 2007/05/22
- メディア: CD
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-The Beastie Boys / The Mix-Up
ある意味このアルバムが一番自分でも予想してなかった一枚かも。
全編インストのアルバム。ビースティーのくせにラップも一切無しのファンク・ミュージックアルバム。
しっかしこれがもう、超かっこよいのですよ。
ペナペナと薄っぺらくチープなんだけどグルーヴィでファンキィ。
何だろう、白人しか出せない味がもうそこかしこから滲み出ています。
例えるなら駄菓子のビックカツてあるじゃないですか?あれみたいな感じ。
ビックカツて書いてるけど、あれ豚カツとかじゃなくて原材料はタラだからね。
でも、タラでもあの味あのクオリティ。
安っぽいが味はおいしくアレはアレで病みつきになるというそういうアルバムかな(最後らへんてきとー)
- アーティスト: Beastie Boys
- 出版社/メーカー: Capitol
- 発売日: 2007/05/29
- メディア: CD
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-Jew's Ear / differential,integral and fine mood
このアルバムは会社の後輩に教えてもらってないと出会えてないかも。
大阪のインディーのバンドなんですが、ジャズやらロックやらなんやら入った洗練されたごった煮サウンドが特徴です。
ま、メインはジャズとロックなんでしょうかね。
そしてとてもポリリズムな曲ばかりで、変則的で、でもまとまりがある音で、とってもかっこよいです。
3曲目の「Moohnochuva」が死ぬ程かっこよいです。2007年ベストソングといっても過言ではない。
- アーティスト: jew’s-ear
- 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
- 発売日: 2007/05/03
- メディア: CD
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-木村カエラ / scratch
カエラたん萌え。いや、周りが豪華すぎるんすよ。そりゃ悪いものが出来ないわけが無い。
特にNatsumenのAxSxE参加の「L.drunk」とかtoeが参加の「scratch」とかにガツンとね。
あとクラムボンのミト参加の曲等々。
- アーティスト: 木村カエラ
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2007/02/07
- メディア: CD
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次点
- Timmy Curran / Word Of Mouth
- Pelican / City of Echoes
- Small Sails / Similar Anniversary
Timmyはサーフロックのアーティストの一人に挙げられるんですが、この人の音はナイーヴで哀愁漂う夜向きな音で他の同系アーティストとは音の感触が異なります。ホント。
他の同系アーティストって、何つうかやけにアコギ1本でピースフルでアーシィ、土臭い音かもしくは骨太なロックがほとんどかと思うんですがそんな感じではない。
いい感じに電子音とかも入れてポストロッキンな雰囲気醸し出す曲もあり、またアンデス民謡のようなもの悲しい主旋律の曲、カントリー調の曲といった幅広い音が詰まったアルバムです。
全体的には上でも書いてるように哀愁おびた繊細な音が詰まってます。
お薦め。超、お薦め。ベスト5に入れてもよいくらい。
Pelicanのんはヘヴィでハードコアを通過したってのがわかる音が特徴のポストロックアルバムなんですが。
ゴリゴリうるさい曲もあるんですが、ていうか大半がほんとメタリックで硬質の爆音なんですが突き抜けた開放的なメロディで昇天していく感じの曲調がアルバムの要所要所に散りばめられていて、それがもう琴線を揺さぶる揺さぶる。
Small Sailsは、インストの曲にハミングが入るだけでこれだけ暖かく白昼夢を観ているような夢見心地な幻想サウンドが出来上がるんだって驚くほどのアルバムでした。キラキラとした陽光に包まれた幸福感の詰まったアルバム。
こんな感じでしょうかね。