The Music / Welcome To The North

The Music / Welcome To The North

輸入盤の発売まで待って、今日梅田のタワレコ行って輸入盤を手に取ったらCCCDでした。
ふぁっきゅーめーん。
もう、脳内で今日The Musicの新譜を買ってじっくり聴くというイメージが出来上がっていたのでそのまま引き返すわけにもいかず日本盤を買いました。金無いのに。

んー前からこの新作はちょこっと試聴はしていてですね、最近とあるサイトでギターが分厚くなった代わりグルーヴ感が薄くなったんじゃないか的な話をしていてですね。僕もちょこっと聴いた感じではその通りかも、とそう思ったんです。ブレンダン・オブライエンをプロデューサーにアメリカでレコーディングされたというこの新作は、語弊を恐れず敢えて言うならUSロック化したんじゃないか、とそう感じたわけです。あの前作の、僕が虜になった混沌としたグルーヴ感が弱まったように思えて、さらに前作の楽曲が個性的だと感じていた僕にとって今作はUSロックのフォーマットにはまって個性が薄れたとも感じ取れてちょっとショックだったんですけど。

そーでもなかった。じっくり聴く必要ありです。確かにミドルテンポの曲が多くなったせいで前作のようなインパクトは感じないんですが、何よりもサウンドプロダクションの向上が凄まじい。また、曲のバラエティにも富んできました。トライバルなドラムが出てきたり高速アッパーチューンもあったり。1stが一撃必殺の勢い重視のアルバムだとしたら2ndはボディブローのようにじわじわ効いてくるじっくり練って作りこんだアルバムかな、と。そんな感じがします。

ま、でも多分結局1stの方が好きだという結論に達する思いますが。1stはとりあえず自分の中ではオールタイムベストなので。