合同Company

合コン的な催し物に参加して参りました。
メルヘンの世界を期待していた私に、待ち受けていたものは阿鼻叫喚の地獄であった。
いや、なぜ合コンでポン酒を何杯も一気しなければならないのだ。私は酩酊が激しくなりまるで大雨で増量した河川の水のごとく濁りゆく意識の中真剣に考えた。答えは、出なかった。

ただ、徳利が五つも六つも転がる卓上を見て、そしてその前に並んでいる、数分前にはナミナミと焼酎ロックが注がれていただろうと記憶する複数の空のグラスを見て戦慄を覚えたのは確かである。

共に闘った男の一人は、闘争が終結を迎えた後に東通商店街(梅田の繁華街)をまともに歩くことが不可能な状態へと陥った。そればかりか、駅の改札口付近で大の字に寝転がり頑として動こうとしない、動かざること山のごとしという暴挙に出た挙句に駅員の方に車椅子を持ってきてもらって車椅子で運ばれるという醜態を晒した。それで事態が終結に向かうはずもなく、案の定電車の中で嘔吐するという最悪の結末を迎えることとなった。


意味を取り違えていました。
私が今日催したのは合同Companyではなく、合同Competitionでありました。互いに競い合う、まさに弱肉強食の闘いが梅田の酔虎伝で繰り広げられていました。
競い合い、そして見事に散った私たち。
ねぎらいの言葉は不要である。ただ真剣に、現実を受け止めるのみ、である。