吉牛にて

二、三日前終電までの待ち時間、駅前の吉野家で遅い晩飯をかきこんでたんですが。
ほろ酔い気分なリーマン三人が他愛もない会話を繰り広げてまして、聞くとはなしに聞いてたんですが。なんかわからんが鑑真の話になりましてね。

「鑑真、ほら、鑑真やん。偉い坊さんでさ、何回も海を渡ろうとしては失敗して途中で失明したねん確か。」

おお懐かしい鑑真トークだ。とか思ってたんですがね。
その、ちょっと知的な一面を息せき切ったようにアピールしているリーマンが続けて一言。

「で、結局最後には無事中国へ渡ることができて向こうで仏教の教えを受けたんや。」


んん逆やないかいっ!!!と思わず突っ込みかけた、とりあえず椅子からはずり落ちといた。
http://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?p=%b4%d5%bf%bf&dtype=0&stype=1&dname=0na


何かこういう瞬間に出くわすと、おせっかいながらも間違いを正したくなりますよね。

特に他二人のリーマンの「そうやそうや!!!」という相槌を聞いてしまうとなおさらに。