牧神的迷宮
- 出版社/メーカー: CKエンタテインメント
- 発売日: 2008/03/26
- メディア: DVD
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パンズ・ラビリンス観ましたー。
面白かったですー。
空想の世界と現実の世界が交差するのは幼い少年・少女にはよくあることで。
この映画もそこに「含み」を持たせているため、悲しい現実は現実としてあるとしてあの空想の世界は本当にあったんではないかという思いを抱かせる作品ですね。
まぁ、あったんではないかという思いとあってほしいという切実な希望を抱かせる。
ファンタジーだけど出てくるキャラがどうにもメルヘンチックな容姿ではないんでちょっとグロいw
しかし冒頭で感想に挙げた「面白い」という言葉。
これを一番体感したければ、一度前編通して観た後に字幕を「コメンタリー用」に変えて観ることです。
この字幕にすれば、各場面の意味や出てくる装飾品や道具について何を象徴しているか、といった映画の作り手が込めた意図を余すことなく語ってくれてます。
それが、めーちゃくちゃ面白い。
映画とは、かくも緻密に作り上げられているものなのか、という感動すら覚える解説。
観る予定のある方は是非、「コメンタリー用」も観てください。
現実は、どこまでも冷徹です。