スラムドッグ$ミリオネア


http://slumdog.gyao.jp/


わーい最近映画三昧じゃーい。
今日は映画の日だったので「スラムドッグ$ミリオネア」を見てきましたわ。


これまた公開されてから知ったけどダニー・ボイルなのね監督が。


観終わって思ったのが、そういやダニー・ボイルって若者だとか貧困層だとかのリアルな生き様を描くことが好きだったよなぁ確か、ということ。
「トレイン・スポッティング」はイギリスの若者の退廃的なリアル・ライフを描き、「ザ・ビーチ」では現実から逃避してアジアの離島でコミュニティを作る欧米の若者達、彼らの心の空虚さを描き(うろ覚えだけど)。
そして今回はインドのスラムの現実を某人気クイズ番組とリンクさせながら描くという。


正直、過去に観たボイルさんの作品は上記の2作品だけなんすけど、今回の「スラムドッグ$ミリオネア」が一番好きかも。まぁ「トレインスポッティング」もスタイリッシュなんで好きなんすけどね。
何つうか、今回が一番シンプルかなぁと。
いや、話自体はシンプルではなくテーマもある意味重いんですが、そういった部分を紡いでいくとその実純粋なラヴ・ストーリーであります。
いやいや、インドのスラムでの生き様というものを、クイズ番組に絡めてこうも鮮やかに描き出す手法っつうか展開の妙に拍手喝采ですよ僕は。
教育を受けた/受けないは関係なし。
生き抜くため、生き残るために自らが本当に体を張って得た経験・知識というものは血肉と化すもんなんだと。
そう感じた次第であります。
主人公の純粋で力強い目に思いを馳せながら。