ベストに届かなかった者どもPt.4

Final Straw
シングルで出てる7曲目「Run」でブレイクしたグラスゴー出身のバンド。「Run」はColdplayに似た雰囲気の曲で、なんかアルバム内に「Run」的な曲が他にないために「Run」後のシングルやアルバム自身もチャート上で伸び悩んでるとかそんなこと聞きましたが。
クオリティ高いっすよーこのアルバム、捨て曲はなし。グラスゴーの空気のような(勝手な偏見ですが)清々しさ、ひんやりとした雰囲気が全編を覆っている作品。音の作り方がうまいんですね何よりも。電子音とか織り交ぜながら、ポストロックにも通じるような音で、知性もそこはかとなく漂うUKロック。メロディも綺麗なんですよ。ホントこれでもかっつうくらい清々しい。ただ、それだけにさらっと流れていってしまうというのも事実。強烈なインパクトを放っていない。でも、内包されている空気がこの時期ぴったりですし、去年出たLongviewのアルバムみたいにおそらくこのアルバムも毎年冬に引っ張り出して聴いていくような気がします。