Herbert / Bodily Functions

Bodily Functions
ディープ・ハウス。そっち方面ではかなりの有名人みたいで。たまたまアマゾンでエレクトロニカ関連のアルバムを探してたら発見しまして。僕の友人にハウスDJがいるんですけど、そいつが絶賛してたような気がするし、アマゾンの評価もすこぶる高いアルバムだったので購入。
いやいやいやいやすごく良いです。耳に、心にすっと入ってくる流麗な音色。何だろう、音のイメージ的に雨の日に聴くのにピッタリな感じがするのは僕だけでしょうか。とりあえず全曲美しく素晴らしいので延々リピートしても聴けますね。僕はずっと音だけだと飽きちゃうタイプなんですが、歌モノも結構入ってるんで全然飽きる気がしません。で、このアルバムの凄いところは、既成のサンプリング音を全く使わないで曲を作ってるところ。アルバム製作時に生成したサウンドと、過去に未使用で保管してあるサウンドのみサンプルとして使用しているんだと。その生成したサウンドというのは、アルバム名のごとくBodily Functions(身体の機能音)を用いていたりします。や、もちろんピアノとかホーンとかも入ってますけど他に、拳、毛髪、皮膚、歯、骨の音を使用したりしてるみたい。あと、作曲当日に奥さん(Voを担当)のカバンの中に入っていたモノをパーカッションとして使用したり、スタジオ内のゴミ箱に落ちたねずみが逃げようとする音を曲の一部として使用したりしてるそう。それでこの美しい音色の楽曲群を作り上げるなんて、凄いとしか言い様がないです。これは傑作。