SAW

SAW ソウ DTSエディション [DVD]
ソーを観たぞー。
前から気になって気になって仕方がなかった作品なのです。


目覚めるとそこは廃墟の一室。
自分が鎖で繋がれていることに気づく二人の男。
ちょうど部屋の、対角線上の隅にそれぞれが繋がれており。
そして彼らの間には拳銃とレープレコーダーを握って死に絶えた血まみれの男が。
そんな不可解な状況から、ゲームは開始される。


まぁまさに「CUBE」な世界観からスタートするこの映画。そして内容の方は「セブン」のよう。
感想。ラストシーンでは、思わず「うっそぉ。。。」と声が出てしまいましたよ。
その驚きというか大どんでん返しには大満足であり、かなり面白かったです。
でもねぇ、その廃墟の一室内でのやりとりってのは演技もよくて素晴らしいんですけど、回想部分や密室以外の場面は、B級映画の匂いが随所で漂ってきましてそこがとても残念でした。つじつま合わせに感じるようなとこもいくつかありましたし。犯人の動機も弱いか。
後、あまりに後味の悪い映画ですわ。なんか、「セブン」を見終わった後に感じたやるせなさとはまた違うんですよ。あれって、最期にブラピの苦悩・悶絶する部分がクライマックスじゃないですか?そこに何つうか、人間味を感じることができてバッドエンドはバッドエンドなんだけどそこにある種の救いがあった気が。この「SAW」はそういうの感じないです、無機質。ま、それが狙いなのかもしれませんが。


でも、お奨め。サスペンス好きにはお奨め。二人の男の演技には、惹きこまれますよ。極限状態の人間心理をうまく表現できているというか。
ただ、グロいの駄目な人は駄目な映画ですね絶対。うわぁッッてなるシーンいっぱいありましたわ。