こつかのひむかく

国家の品格 (新潮新書)

国家の品格 (新潮新書)

読んでみました。
しかし恐ろしく読み易いな。
一日でサクッとね。


感想として。面白い。
これまた、筆者が数学者であるところが面白い。
もののあはれ、を語る数学者。
面白いじゃあないですか、もう本の題名からしナショナリズム溢れる本かと思いきやナショナリズム称揚本ではなくパトリオティズム称揚本ときた。
ただ、パトリオティズムを称揚したいがために書かれているこの本は多分にナショナリズムの匂い漂う文体な気が。
無批判に称揚できる内容ではない気が、ね。
どう表現すればよいかわからないんですが、言ってることは凄く面白くなるほどなぁ〜てな思いは持つんですがでもどっか何か引っかかる。
正にこの本が言う「論理」では説明できない、文章から立ち昇ってくる何か、が僕をこの方の説に対して100%賛同することを妨げてる感じがしました。
ただ、普通に面白いですよ。
何か、もっと美を愛でようって気になりましたw